| ノミアレルギーを持つ動物が症状を出さないようにするには100%ノミをコントロールする必要があります。ほんの1-2匹のノミが寄生しても、全身がかゆくなったり、皮膚炎を起こします。ノミアレルギー性皮膚炎の特徴は、尾の根本から背筋にかけての帯状の脱毛、炎症です。昔からある、ノミ取り粉、ノミ取り首輪、ノミトリシャンプーなどは、親のみを一次的に殺すだけで、環境にあるノミの卵(1匹が200個の卵を産む!)をコントロールできないため、完全なコントロールにはなりません。とにかく、環境に落ちているノミの卵をコントロールできる製剤が最も効果的なノミの予防方法なのです。 |
| 最近開発された、動物病院用のノミ予防製品は非常に効果的にノミの予防・環境コントロールが出来る製品です。これらは、持続的にノミの寄生を防御しなおかつ、非常に安全性が高く、副作用などがありません。昔からある、ノミ駆除製品は主に「有機リン系」の農薬に分類され、毒性がありましたが、最近開発されたノミ予防製剤はほとんど毒性が無く安心して長期間使用することが出来ます。ノミの予防の鉄則は、ノミが寄生する前から出来れば1年中予防することです。何度も言うようですが、1匹のノミが寄生すると、200個の卵を環境に落とし、次から次へとペットへ感染するのです。ノミの卵は、最大7ヶ月から1年間は、寒い環境でも越冬することが出来るのです。 |
◇プログラム
◇システック(同時にフィラリア症を予防)
(ルフェヌロン、IGR製剤)
<特徴>
この製剤は、ルフェヌロンというIGR製剤で、ノミの卵が孵化できなくする作用でノミをコントロールする薬です。残念ながら、親のみを殺滅する作用はありませんので、多数の寄生や年中外で生活するようなペットのノミコントロールにはやや効果が悪いのですが、毒性がほとんど無く安全な薬ですので、室内飼いのペットであまりひどくノミに感染しないような場合には最適です。 |
| 一度注射すると6ヶ月間のみのコントロールが出来るのでとても便利なノミ予防薬です。半年に1度注射するだけでコントロールできるので、非常に便利な薬です。しかし、猫用しかなく、犬用の注射薬はありません。 |
この製剤は、月に1度食事と一緒に飲ませることでノミのコントロールをします。
<注意>
内服薬は必ず食事後に投与してください。食事をすると分泌される胆汁に溶けて吸収されるため、空腹時に投与すると吸収が悪いためです
猫用は、シロップ製剤で1ヶ月に一度内服します。やや飲ませにくいので、注射剤の方がお勧めです。
犬用は、錠剤で、毎月1回内服させます。同時にフィラリア症を予防できる「システック」という製剤もあります。室内犬などで、多数寄生が起こりにくい犬では、同時に二つの予防が出来るため便利で、別々に内服させる必要が無く、価格も安価になります。 |
フロントライン・スポット、フロントラインスプレー(フィプロニル製剤)
フィプロニル(フロントライン)はノミ以外の節足動物にも効果がある殺虫製剤で、滴下式とスプレー製剤があります。また、フィプロニルは「ダニ」にも効果があるため、散歩に良く出るペットにはとても便利で良い製剤です。
フィプロニルは被毛に化学的に結合した後、毛根より皮脂腺に吸収されます。スプレー製剤は、80日間95%のノミを殺滅する効果が持続し、2週に1回シャンプーをしても、1ヶ月間は効果が持続します。生後8週齢前のペットには使用できません(スポットタイプは10週齢)。フィプロニルは、シャンプーをしても効果が落ちにくい性質を持っていますので、週1度程度のシャンプーであれば効果は落ちませんが、それ以上頻繁にシャンプーする場合は、使用頻度を増やしてください。スプレー製剤は、アルコールを基材としているため、猫の場合軽い副作用(アルコールによる)を起こすことがありますので、風通しの良い場所でスプレーをしてください。フィプロニル自体が副作用を起こすことはありません。 |
アドヴァンテージ
皮膚に滴下するタイプの製剤で、犬用・猫用があります。過敏症の猫に対しても非常に安全性が高い薬です。滴下すると、24時間以内に親ノミはほぼ100%死滅します。猫では、21日間ほぼ100%、犬では28日間ほぼ90%効果が持続します。この製剤は、水に溶けやすいため、外で生活している動物や、頻繁にシャンプーする動物では、通常より頻度を多く投与しなければなりません。(週1回投与しても安全) |
アドバンテージハート
アドバンテージハートは、ノミの予防とフィラリア症の予防が同時に出来るスポットオンタイプの薬です。フィラリア症の内服が上手に出来ない人やノミの予防も同時にしたい人にお勧めします。ノミの予防に関しての特性は、アドバンテージと同じ薬が配合されていますので、アドヴァンテージの項を参照してください。 |
フロントライン・スプレー
250mlボトルは、体重1kgあたり2-4スプレー、100mlボトルは6-12スプレー。ゴム手袋をしてスプレーしてください。被毛が十分薬液で浸るようにして全身にかけてください。スプレー後2日間はシャンプーをしないでください。 |
フロントライン・スポット(お勧め!)
1ヶ月に1回滴下して下さい。体重によってスポイトの大きさが違います。背中の肩胛骨の間のところに毛を分けて地肌に滴下してください。(前ページ参照)量が多い場合は2-3箇所に分けて滴下します。2日間はシャンプーしないでください。 |
アドヴァンテージ
週1回から月1回投与。体重に会わせてスポイトが違います。シャンプーをしたら必ず追加滴下してください。(月4回まで投与出来ます)フロントラインが皮膚に会わない動物にお使い下さい。 |
プログラム注射液猫用
6ヶ月に1回皮下注射します。後は何もしなくて済みます。 |
プログラム内服錠、液剤
1ヶ月に1回内服します。必ず食後に投与してください。親のノミは駆除出来ませんので、予防薬としてお使い下さい。多数の親ノミが寄生している場合は、フロントラインで駆除後、内服します。定期的に毎月投与して始めてノミの予防効果が発揮される薬です。 |
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