| 最も重要な利点は前立腺に関係した問題です。前立腺は男性ホルモンにコントロールされていて、年を取るに従いこのホルモンの影響で前立腺が大きくなり様々な障害を引き起こします。前立腺が大きくなると、便が出にくくなります。大きくなった前立腺は細菌感染を起こしやすく、抗生物質療法などの反応が悪く、去勢をしないと完全に治りません。去勢手術をすると、老齢になっても前立腺は大きくならず、老齢期を快適に過ごすことが出来るのです。その他にも去勢の利点は沢山あり、便が出にくいことで起こる会陰ヘルニアや、睾丸や肛門部の腫瘍の発症も予防出来ます。また、ペニスからの分泌物の量を減らして、包皮炎になりにくくします。 |
| 去勢によってどのような性格の変化が期待できますか? |
| 去勢することによっての観察される唯一の性格の変化は、男性のホルモンに影響されるものです。ふざけたり、友好や人と一緒に遊んだりすることについては変わりません。放浪への興味は去勢することで90%排除され、 他の雄に対する攻撃性は、60%排除されます。 尿のマーッキング行動も50%排除されます。また、不適切なマウンティング行為は(腰を使って交尾をするような動作)70%排除されます。 |
| 陰嚢の少し前を切開します。睾丸はこの切り口から取り出し、睾丸に付属する血管と精索は縛られてカットし、皮膚を2-3針縫合して終わりです。手術時間は10分程度で終了します。猫は陰嚢を1cm弱切開して1-2針縫合します。 |
| 退院後に注意しなければならない注意事項を教えて下さい。 |
| 手術後の陰嚢は数日間はれるため、睾丸が残っているように見える場合があります。切開した部位が赤くはれる場合がありますが、鎮痛剤を使うほどの痛みを与えることはほとんどありません。たいていは手術の翌日から痛みを感じることなく遊び回ることが出来ます。しかし、あまり激しい運動は避けて下さい。 |
| 去勢手術は8週齢を過ぎればいつでも出来ます。手術は予約制で、手術前の健康診断・血液検査を受けてから予約して下さい。思春期(一般に6カ月齢頃)の前に去勢された場合は思春期以後に去勢するよりも若干大きく成長する傾向にあります。これはテストステロンが骨の成長を停止させる作用があるためです。老齢になって前立腺腺が肥大した場合も、去勢手術が一番良い治療法で、一般に手術が適用となります。老齢で去勢手術を行う場合には、麻酔に対する安全性を確認するため、さらに詳しい各種の健康診断・血液検査などが必要となります。去勢手術をする一番好ましい時期は、生後6-8ヶ月頃です。しかし、6ヶ月を過ぎてしまっても、去勢手術による上記に挙げたような様々な利益は得られます。 |
| 手術をすると、太り過ぎたり不活発になったりしませんか? |
| 活動性や食欲は去勢によって変化することはありません。体重が増えたり、活動的で無くなることはあまりありません。 |
| 去勢しても、雌に興味を示すことはあるのでしょうか? |
| 雌への興味は減退します。しかし、近くに発情した雌がいれば、少々興奮するかもしれません。また、マウンティング行動は、優越感の表現の一つで、性的衝動だけが原因では無いので、周りの様々な状況に応じてマウンティング行動をすることがあります。 |
| 陰睾丸(睾丸が陰嚢に片方または両方無いこと)とは何ですか? |
| 陰睾丸は、睾丸由来の腫瘍性の病気になる可能性が高くなります。また、睾丸に繋がる血管や管がねじれて命に関わるような炎症を起こすこともあります。そのため、陰睾丸は必ず去勢手術をする必要があります。陰睾丸の手術は普通の去勢手術より少し複雑になります。陰睾丸には、陰嚢に下降しない睾丸が皮膚のすぐ下にある場合と、お腹の中に残っている場合があります。お腹の中に残っている場合は、雌の避妊手術と同様に、お腹を切ってその睾丸を探し当て、取り出さなければなりません。皮膚の直ぐ下にある場合はその部位を小さく切開するだけで済みます。陰睾丸は、陰嚢に降りている片方の睾丸も機能が悪い場合が多く、遺伝が関与しているので後世にその遺伝子を残さないためにも、残しておいたり、交配をしないことが大切です。 |
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● 手術は完全予約制です。
● 過去1年以内に混合ワクチンおよび狂犬病の予防接種がされていないペットは入院・手術は
出来ません。
● 予防接種を受けていないペットは、手術の最低1週間前に予防接種を済ませて下さい。
● 手術の予約は1週間以上前に電話または受付で申し込んで下さい。
● 手術・麻酔をする動物は、事前の健康診断と血液検査をする必要があります。
年齢によって検査項目および費用が異なりますので獣医師または受付でお問い合わせ下さい。
● 手術当日は絶対に朝食をあげないで下さい。食事は、前日の6時以降はあげないで下さい。
少量のお水は飲んでもかまいません。
● 朝食をあげてしまった動物は当日麻酔や手術は出来ません。
● 去勢手術の入院は1泊2日で、手術の翌日に退院できます。
● 退院後は、傷口を毎日チェックして下さい。もし異常に気がついた場合は、早急に当院へご連絡
下さい。
● 手術後は、しばらく抗生物質を飲んでいただきます。獣医師の指示に従って、確実に内服させて
下さい。
● 動物は、縫合糸を気にして取ってしまうことがあります。その場合も早めにご連絡下さい。
どうしても糸を気にしてかじってしまう場合は、エリザベスカラーを装着しますので、ご来院下さい。
● 抜糸は、普通手術後10日目に行います。傷の癒合が悪い場合は延長することもあります。 |
夜間救急動物医療センター |
住 所 |
平塚市片岡21-1(当院前の道を大磯方面に車で約5分、右手) |
電 話 |
0463-59-5900 |
診 療 時 間 |
PM 9:00〜AM 6:00 まで <年中無休> |
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